オーガニックなまちづくり 木更津市
自然保全と経済循環の両立を
一般財団法人日本不動産研究所 千葉支所
不動産鑑定士 小出修身
木更津市は、森里川海が存在する自然豊かなまちとして「木更津市・人と自然が調和した持続可能なまちづくりの推進に関する条例」(通称:オーガニックなまちづくり条例)を16(平成28)年12月15日に施行し、「オーガニックなまちづくり」を推進している。
「オーガニックなまちづくり」とは、「オーガニック」を、「持続可能な未来を創るため、地域、社会、環境等に配慮し、主体的に行動しようとする考え方」と捉え、これをまちづくりの視点として、人と自然が調和した持続可能な都市を構築し、次世代に継承しようとする取り組みであり、「オーガニックなまちづくり」を進めることは持続可能な世界をめざすSDGsの達成に繋つながると考えている。ここでは、「オーガニックなまちづくり」のうち人と自然との調和に焦点をあて木更津市の取り組みの一端を紹介したい。