埋立処分場では、埋め立てられたごみの生物分解によりメタンガスが発生する。パイプを打ち込んで地中からこのガスを抜くことにより、埋立地等の安定化を促進するとともに、ガスによる火災の発生を予防している。
また、衛生的環境を確保するためハエの発生状況を日々調査し、その発生状況に応じて薬剤を散布している。
さらに、廃棄物や土埃が舞い上がらないよう、処分場内で散水を行っている。
そのほか、埋立処分場では火災が起こることがある。そのため危険物の除去や火災の早期発見に努めるとともに、防火のための散水も行っている。
なお、搬入車は、埋立処分場内で付着した汚泥を洗い落としてから場外に出ている。
平成9年2月、江戸川清掃工場が稼働し始めたことにより、可燃ごみ全量焼却体制が整い、23区内の可燃ごみは全て焼却灰となって埋立処分場に運ばれてくるようになった。