・アベノミクス以降、不動産投資市場は活況な状態が続いているが、第41回調査において、不動産投資家の期待利回りは「低下」と「横ばい」とが混在する結果となった。
・本件調査の代表的な調査項目であるオフィス「東京・丸の内、大手町」地区の期待利回りは3.5%で、4期連続で前回比「横ばい」が継続した。一方、同じオフィスであっても「渋谷」や「池袋」などでは期待利回りが前回比で0.1㌽低下している。また、オフィス賃貸市場が堅調な地方都市においても「横浜」「福岡」など多くの地区で、期待利回りは0.1~0.2㌽程度の「低下」となった。
・住宅(ワンルーム)では、「東京・城南」が前回比で0.1㌽低下し、本調査で過去最も低い水準を更新したが、「東京・城東」などそのほかの調査地区では、「横ばい」となる地区が多くみられた。
・ホテル(宿泊特化型)は、東京五輪の誘致決定や観光インバウンドの拡大に伴い継続的に期待利回りが低下していたが、今回調査では全ての調査地区で前回比「横ばい」となった。
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