No.30 宮城県白石市

アクションゲームが火付け役
"歴女”が探訪する城下町

一般財団法人 日本不動産研究所東北支社
不動産鑑定士 戸張 有

 白石市は、宮城県南部に位置し、東京から東北新幹線で約2時間、宮城蔵王の玄関口である。市内には、小原温泉・鎌先温泉など歴史ある名湯があり、名所・旧跡も多く点在している。古くから奥羽と関東を結ぶ要所として多くの人々が行き交い、街中には今も掘割(水路)や商家の蔵が残り、城下町らしい趣がみられる。 

 白石市街ほぼ中央、小高い丘にたつ堂々たる天守が街のシンボル、白石城である。1602年に仙台城の支城として片倉小十郎景綱が入城してから11代・約260年にわたり片倉氏が居城した。