No.34 沖縄県豊見城市

戦禍による壊滅から復興
豊かな観光資源掘り起こす

一般財団法人 日本不動産研究所那覇支所
不動産鑑定士 桶田 邦広

 那覇空港滑走路の南300m程の距離に面積約0.18平方キロメートルほどの小島がある。小島の名は瀬長島という。滑走路に近いことから、空港を発着する大型旅客機が低空で飛び交うため、大迫力で航空機を眺められる鑑賞・撮影の人気スポットとして知られる。 

 瀬長島は琉球開闢神話に登場する琉球開闢の神、アマミキヨの子、南海大神加那志(なんかいうふがみかなし)がこの島に住み、そこから豊見城の世立てが始まったという伝説が残る豊見城発祥の地とされる。