下町を流れる備前堀 風情漂う歴史ロードへ一体整備
一般財団法人日本不動産研究所 水戸支所 不動産鑑定士 植野 裕高
水戸市は人口約27万人を有する茨城県の県庁所在地で、現在の中心市街地はJR水戸駅北側の台地状のエリアに形成されている。江戸時代の頃、水戸城は那珂川とその支流の桜川によって浸食された舌状台地の先端に位置し、台地の続く西側に武家屋敷(現在の三の丸、南町、宮町、大町など)や町屋(現在の泉町、大工町、金町など)などの城下町が広がっていた。