第23回不動産投資家調査の結果によると、Aクラスビルの期待利回りは、今回も前回に引き続きほぼ全ての都市で横ばいとなり、オフィス市場に底打ち感がみられる。賃貸住宅の期待利回りは、前回すでに利回りが低下傾向にあったが、今回はさらに利回り低下都市が広がり、全国的に回復傾向が明確になった。不動産への新規投資意欲は、今回80%と、2008年4月以来の水準となった。
また、海外主要都市については今回が2回目となり、前回(2010/04/01時点)の9都市に、シカゴ、サンフランシスコ、シンガポール、香港の4都市を加えた13都市で実施した。
なお韓国については、日本不動産研究所と韓国鑑定院との共同調査である。