不動産は、書類だけではわからないことが数多く存在します。不動産の価格は、その不動産が置かれた状態をしっかりと把握しなければ、導き出すことはできません。不動産調査の重要性は、このような「現地調査を通じて価値を顕在化させる」ことにあります。そして現地調査によって価値を見出すためには、事前にその不動産の登記・法規制・権利関係等に関する調査を行い、多くの経験をもとに判断することが必要です。
本書は、不動産取引のために不動産を調査するにあたり、関係があると思われる知識を簡潔にわかりやすく説明するよう心がけました。特に、不動産は資料に記録されている内容と、現実の状態が異なることも多々ありますので、記録と現実の状態に違いが生じた場合の解消方法について、不動産鑑定士の実務経験をふまえて説明しています。
本書を用いて不動産調査の経験を重ねることで、不動産の価値を見極めるための「直観力・目利き力」を養うことに繋がれば幸いです。
【目次】
第1章 不動産調査の基本的事項
第2章 登記資料の調査
第3章 権利関係の調査
第4章 現地調査
第5章 法令上の制限に関する調査
第6章 不動産価格の調査
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