「JREIオフィス投資インデックス（JOIX）」（2022年06月末時点）の結果概要
弊所は、年に２回「JREIオフィス投資インデックス（JOIX）」の調査結果を公表しておりますので、ご参考ください。なお、都市別・ゾーン別の詳細データは、有償にて提供致しますので、末尾の【問い合わせ先】までご連絡をお願いいたします。
１．調査結果の概要
(1)総合収益率
2022年06月末時点の総合収益率は、新型コロナの影響で2020年6月以降2期連続低下したが、2020年12月を底に上昇に転じ、今期は都心5区で6.60％、大阪市は8.98％だが、回復幅は小さい。
(2)インカム収益率
2022年06月末時点のインカム収益率は、空室率の上昇や賃料の下落などでやや低下していたが、今期はほぼ横ばいで、東京都心5区で4.46％、大阪市は6.17％。
(3)キャピタル収益率
2022年06月末時点のキャピタル収益率は、新型コロナの影響で土地価格が下落したが、2020年12月を底に改善が継続し、今期は建築費の上昇も加わり、東京都心5区は2.14％、大阪市は2.80％。
２．JREIオフィス投資インデックス（JOIX）の概要
(1) 調査対象地域
全国13都市81ゾーン（13都市は、東京都区部、横浜市、川崎市、千葉市、さいたま市、大阪市、名古屋市、札幌市、仙台市、京都市、神戸市、広島市、福岡市）
(2) 作成する指標
総合収益率、インカム収益率及びキャピタル収益率
(3) 作成頻度
半期（6月末及び12月末）
(4) 調査対象の設定
各ゾーンに設定された地価公示地点からオフィスビル適地を選定し、当該地点上に最有効使用のオフィスビルを設定。
(5) 計算方法
総合収益率、インカム収益率及びキャピタル収益率は次式で算定。東京都心5区と大阪市などの数値は、それぞれの区域に属する全調査対象の平均値。なお、期末の建物価格は経年による減価を考慮している。
総合収益率＝インカム収益率＋キャピタル収益率
インカム収益率＝純収益÷期首の資産価格
キャピタル収益率＝（期末の資産価格－期首の資産価格）÷期首の資産価格
なお、2011年12月末時点のインデックス作成時において、年次ベースで2002年まで遡及して指標を整備し、2012年6月末時点調査より半期調査に変更したが、従前より年率リターンで計測してきたことから、年率リターンで各収益率を算出している。
(6) 提供方法
当公表資料にない都市別やゾーン別などの調査結果の詳細データにつきましては、ご要望に応じて有償にて提供いたしますので、問い合わせ先までご連絡下さい。
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