アットホーム株式会社、株式会社ケン・コーポレーションの提供による東京23区のマンションデータを基に、当研究所が賃料単価、売買単価、分譲単価、 平均利回りなどを集計・分析し、年2回(3月/9月)公表しています。
2023 年9 月27 日
一般財団法人 日本不動産研究所
アットホーム株式会社
株式会社ケン・コーポレーション
東京23区内の賃貸及び分譲マンションの成約事例をもとに集計分析した「住宅マーケットインデックス 2023年上期」の調査結果の概要を公表いたします。なお、マンションの新築及び中古の賃料、中古マンション価格については統計的手法を用いて築年数を補正したものです。
都心5区のマンション賃料は、新築及び中古の全てのタイプで上昇し、小型を除いたタイプが調査開始以来の最高値となった。なお、小型タイプは2020年上半期に次ぐ高い水準となった。
東京23区についても同様に、新築及び中古の全てのタイプで上昇し、調査開始以来の最高値となった。
表1 都心5区及び東京23区におけるマンション賃料の動向(単位:円/㎡)
都心5区のマンション価格は、新築の大型と標準タイプは前期比と前年同期比ともに大幅に上昇した。これは、港区の割合がそれぞれ6.5割と3.4割となっており、平均単価が押し上げられたためである。中古の標準タイプは前期より低下したが、大型と小型タイプはともに上昇した。
東京23区については、新築は全てのタイプが前期比と前年同期比ともに上昇した。なお、大型タイプが大幅に上昇した理由は、5区の割合が8.4割となったからである。中古の大型と標準タイプは低下したが、小型タイプは上昇した。
表2 都心5 区及び東京23 区におけるマンション価格の動向(単位:万円/㎡)
▶ 公表資料(PDF)はこちら
【本調査の概要】
本調査は、東京23区内の [賃貸マンション事例]、[新築マンション事例]、[中古マンション事例]をもとに、統計的手法を用いて築年数の補正を行ったデータについて、エリア別、面積別、期間別に集計したもの。事例データはアットホームとケン・コーポレーションが提供し、分析は日本不動産研究所が実施。1998年上期~2001年上期までのインデックスを2001年11月に公表したのが第1回目で、以後半年ごとに公表(今回は第45回調査)。
2023年上期のデータ数は36,655件(新築マンション事例5,201件、中古マンション事例661件、賃貸マンション事例30,793件)であり、2018年下期からの総データ数は364,608件。
【データファイル「住宅マーケットインデックス」の販売】
内容:東京23 区、都心5 区、城西2 区、城南4 区、城北6 区、城東6 区、および各区における新築・中古、大型・標準・小型の
各マンションタイプの価格、賃料、平均利回りなど(2018 年下期から2023 年上期の5 年分を掲載:PDFファイル)
【販売方法の変更について】
①1998年調査開始以来の全てのデータをエクセルファイルでご提供(PDFファイルは5年分のご提供)
②下記のEC サイトからご購入
アットホームショップURL:https://shop.athome.jp/shop/g/g00013-081/
定価:2,200 円(税込)
購入の問合せ:アットホーム株式会社 カスタマーセンター
(ナビダイヤル)0570-01-1967
(ナビダイヤルをご利用になれない場合)050-5538-0935
発売予定:2023年9月27日(水)
【内容に関する問い合わせ先】
一般財団法人日本不動産研究所
研究部:富繁、曹、佐山(TEL 03-3503-5335) メールでのお問合せはこちら
【転載のお申し込み】 https://www.reinet.or.jp/?page_id=193