2023年3月末現在の「田畑価格及び賃借料調」と「山林素地及び山元立木価格調」の調査結果を公表しました。
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全国の農地事情を最もよく反映していると認められる市町村を選定し、地域の生産力および耕地条件等によって3つの品等に区分して、3月末現在の田畑価格および賃借料について調査し、都道府県単位で公表しています。
田畑価格及び賃借料調(2023年3月末現在)の調査結果
米価が上昇に転じ、田賃借料及び田価格の下落幅は縮小傾向にある。
・全国平均の普通品等10a当たりの田畑の価格は、田が64万7213円、畑が40万8640円で、前年に比べ田は△1.6%、畑は△1.1%と、それぞれ低下した。変動率をみると、下落幅は田で0.8ポイント、畑で0.3ポイントと、それぞれ縮小した。
・全国平均の普通品等10a当たりの田畑の賃借料は、田が8,342円、畑が4,909円で、前年に比べ田は△1.1%、畑は△0.4%と、それぞれ低下した。変動率をみると、下落幅は田で1.1ポイント、畑で0.5ポイントと、それぞれ縮小した。
山林素地及び山元立木価格調(2023年3月末現在)の調査結果
ウッドショック等の収束により、山元立木価格は前回調査の大幅な上昇から低下に転じた。
・全国平均の普通品等10a当たり山林素地価格は、用材林地が4万960円、薪炭林地が2万8595円で、前年に比べ用材林地は△0.3%低下し、薪炭林地は0.1%上昇した。変動率をみると、用材林地で低下に転じ、薪炭林地で上昇が継続した。
・全国平均の利用材積1m3当たり山元立木価格は、杉が4,361円、桧が8,865円、松が2,672円で、前年に比べ杉は△12.7%、桧は△18.2%、松は△2.1%と、それぞれ低下した。変動率をみると、ウッドショック等が収束したことにより、杉、桧、松ともに前回調査の大幅な上昇から低下に転じた。
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