2025/04/11 【刊行物】特集「インフレ下の海外不動産市場」:季刊不動産研究第67巻第2号を発行しました。

 季刊「不動産研究」は、弊所 一般財団法人 日本不動産研究所が発行する不動産専門誌です。

 昭和34年7月の創刊以来、不動産に関する理論的・実証的研究等の場を提供するもので、弊所職員をはじめ、不動産に関係ある各分野の学識経験者の方々から寄せられた学術的研究論文を紹介しています。

 時宜にかなった特集などを組むことも特色のひとつですので、是非ご一読ください。

特集:「インフレ下の海外不動産市場」

①「転換期を迎えた米国不動産市場  ─ オフィス・商業施設・物流施設・賃貸住宅・持家住宅の各市場の現状と注目点 ─ 」​

 株式会社三井住友トラスト基礎研究所 海外市場調査部 主任研究員 風岡茜様より、米国不動産市場の主要アセットの現状と市場の今後について解説頂きました。


②「フランクフルト・ロンドン・パリ  ─ インフレ下の各国不動産市場事情 ─ 」​

 弊所 研究部 上席主幹 西岡敏郎、同 研究員 母棟源より、フランクフルト・ロンドン・パリでの現地調査結果をもとに各国不動産市場動向の共通項について解説いたしました。


③「インドの不動産市場動向  ─ 新興経済大国インドの不動産市場の分析 ─ 」​

 弊所 国際部 主幹 松浦康宏、同 職員 浅沼美尚より、インドの中心都市であるデリー、ムンバイの不動産市場の分析結果について解説いたしました。

調査

 弊所職員が「山林素地及び山元立木価格調」並びに「田畑価格及び賃借料調」及び「国際不動産価格賃料指数」の最新調査結果を報告しました。

①「山林素地及び山元立木価格の動向  ─ 2024年調査結果をふまえて ─ 」​

佐藤 修


②「田畑価格及び賃借料の動向  ─ 2024年調査結果をふまえて ─ 」​

佐藤 修


③「最近の国際不動産価格・賃料の動向について  『第23回 国際不動産価格賃料指数』の調査結果(2024年10月現在)をふまえて ─ 」​

吉野 薫

論考

暗黙知としての不動産専門家の建物外観評価に対するAIの適用と不動産価値との関係  ─ J-REITのオフィスビルとマンションを対象として ─ 」​

東京都市大学 都市生活学部 准教授 太田明様

東京都市大学大学院 環境情報学研究科 廣井駿様

慶應義塾大学大学院 経営管理研究科 教授 高橋大志様


➁「第二次世界大戦前後を通じてみた土地騰貴(市街地価格調査個票からの試算による) ─ 列島改造ブーム以前の記録を辿る(補論)─ 」​

近藤 共子

判例研究(119)

「抵当権者の物上代位に基づく賃料債権の差押えに対し、賃借人は将来の賃料債権の相殺をもって対抗できるか  ─ 融資した信用金庫が建物の賃料から回収する手段と建物を賃借して老人ホームを経営する賃借人のリスク ─  最高裁判所令和5年11月29日判決・判例時報2599号26頁」

弁護士・武谷直人法律事務所 武谷直人先生

ほか、海外論壇、不動研だよりを掲載。

【不動研だより】教育・研修に係る当研究所の取組み

 


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